保存に強いAZO色素
独自開発のAZO(アゾ)色素
CD-R、DVD-R、BD-R LTH TYPEなどの追記型光ディスクには、記録層に有機色素が用いられています。
追記型の記録に適した有機色素として、これまでいくつかの種類の色素が開発されてきましたが、AZO(アゾ)色素は、バーベイタムが独自開発してきた、いわば秘伝のタレともいえます。
すぐれた耐久性で、長期保存に最適
光レーザーがディスクに塗布されている有機色素を照射してデータが記録されます。光に対応するということは、太陽光のような自然の光にも反応しやすいデリケートな材料であるというのが有機色素の特徴です。例えば、耐光性が低い色素が塗布された光ディスクの場合、数時間太陽光にさらしているだけで、データが消えてしまう危険性もあります。その点、AZO色素は、他の色素に比べ、太陽光などの外部の光に対して劣化しにくいという特性をもっています。大切なデータを保存するからこそ、保存に強い製品をお客様に使っていただきたい。そんな思いで開発されたのがAZO色素なのです。
AZO色素の歴史
すぐれた耐久性を実現する色素として、1990年代にはじめてバーベイタムのCD-Rに採用されてからは、CD-R向けSuper AZO(スーパー アゾ)、DVD-R向けDYN AZO(ダイン アゾ)と、AZO色素は大容量化、高速化とともに進化していきます。そして、2008年に誕生したのが、ブルーレイディスク BD-R LTH TYPEに採用されたAZO Blue(アゾ ブルー)です。AZOの進化の歴史は、バーベイタムの光ディスクの歴史でもあります。